この遺跡は、アユタヤ旧市街の環濠の内側、王宮の西側にあります。(下図 赤〇印部)
以下は、Wat Lokayasuthaの説明です。
いつ建造されたか不明ですが、主祠堂の形式の比較検討から、
アユタヤ芸術初期の影響を受けていると推定されています。
主祠堂の東側には、3つのVihara(礼拝堂)が、
主祠堂の西側には、回廊を持つUbosot(本堂)があり、4つの角には、小さな仏塔がありました。
メインの漆喰の涅槃仏は、更にその西にあり、
アユタヤ様式の物で、長さが42m、高さが8mありました。
涅槃物は、元々、大屋根に覆われていたと考えられますが、
今は屋根は無く、野ざらし状態になってます。
その涅槃仏です。
2006年2月に撮影した物。
黄色の僧衣に使用される布で体を覆われています。
頭部を拡大したところ。
これは、2009年12月に撮影した物です。
この時は、黄色の布は、取り払われています。
胸から上を見たところ。
頭の上から見たところ。
主祠堂です。
北西から見たところ。
この主祠堂は、アユタヤ時代のもので、
クメール風です。
主祠堂を西から見たところ。
ここには、Ubosot(本堂)がありました。
Ubosotの周囲のセーマ石です。
主祠堂を南西から見たところ。
参考:タイの涅槃仏がある主要なお寺は以下。
①Dvaravati時代:
Wat Thammachak Semaram
(in Nakhon Ratchasima)
②Sukhothai時代:
Wat Phra Non
(in Kamphaeng Phet)
③Chakri時代:
Wat Pho
(in Bangkok)